2009/03/02

組織における「定義」とは「酒」のようなもの

今日はお題にしたがってエントリーを書く日

今日のお題は
組織における定義の必要性について、
論ずる、または、そのために用いる資料を作成する。
と言う事なので,「組織における定義」の必要性と
どこまで定義を共有していけばいいのかを考えてみる

お題にあたるにあたってまずは整理

定義とは:
ある概念の内容やある言葉の意味を他の概念や言葉と区別できるように明確に限定すること。また、その限定。[goo辞書]
組織とは:
特定の目的を達成するために、(中略)構成された集団の全体 [goo辞書]

前提:
  • 組織は「特定の目的」を達成する必要がある
  • 構成員は「特定の目的」を共有する必要がある
  • 「特定の目的」は言葉により定義される(厳密には「定義」しようとされる)
  • 言葉で定義されたものは、受け手により理解にぶれが生じる(厳密な意味で定義をすることは不可能。どこまで本来的な「定義」に近い定義をするか)
  • 定義をする,表現する,確認するにはコストが必要となる
  • コストは最低限にする必要がある

結論:
組織における「定義」とは「酒」のようなものである
解説:

ある程度あると物事がスムーズに進むが,度を超すと害をもたらす

どの程度まで定義するかがポイントかも
  • 組織運営において問題とならない程度のぶれで済む最低限の範囲で定義をしたい
  • 「特定の目的」を言葉で定義した場合,それを読んだ構成員が理解した「目的」間にはぶれ賀生じる
  • 組織におけるそのぶれの最大値(max(ぶれ)と呼ぶ)を構成員自体が違和感なく受け入れられる程度の定義であればOK

組織が少人数のときはmax(ぶれ)は小さく抑えられるので定義を厳密にする必要はない場合が多い
組織が大人数になり、考え方が異なる人が増えてくるとmax(ぶれ)が大きくなるので定義を厳密にしていく必要がある

1 件のコメント:

so さんのコメント...

問題とならない程度、っていうのが主観であるため、共有されないって事があるんだけど、
そこをどうやって共有しようか、に答えるのはむずかしいなーとおもう。